主契約と特約の違い

保険証券を見るとほとんどの保険には「特約」というものがあります。これは主契約に付加するオプションのサービスの事で、主契約に追加した様々な効果があります。生命保険の主契約は「終身保険」「定期保険」「養老保険」のいずれか一つになっており、それ以外のものは全てオプションの特約となります。特約には保険商品によって多種多様で、例えば「定期保険なのに解約返戻金がある」という場合は、特約部分に解約返戻金が付与されているものになります。また、生命保険は死亡時の保障をする保険ですが、医療保険や損害保険を特約として付与し、一本の保険契約のみで総合的に保障してくれるものもあります。BS、CS放送だけでなくビデオ、DVD、HDD録画も出来てしまうテレビを購入するようなものです。 特約のメリットは、一本の契約で複数の効果が得られる事や、何かが起きた時の窓口が一つだったり、別々で契約するよりも安価である場合がある事が挙げられます。また、妻や子など、家族分の保障も特約として付与する事もできる商品もありますので、管理の負担が非常に軽いです。特約のデメリット、というには強引ですが注意点がいくつかあります。まず、主契約の期間内である事です。主契約が定期保険で65歳で終了するとしたら、特約も65歳までの間でしか保障してくれません。医療保障だけは一生涯にしたい場合は、主契約を終身にする必要があります。また、特約はあくまで主契約のオプションですから、主契約が消滅したら自動的に特約も消滅します。終身保険を途中で解約した場合、特約の医療保障などもその時点で消滅してしまいます。前述した家族分の保障についても特約として付与しているのであれば同様に消滅してしまうので注意が必要です。解約時は気をつけているので大丈夫ですが、死亡して保険金が支給された時は、そのまま特約が消滅してしまいますので、注意してください。少し特殊な特約として、「リビングニーズ特約」というものがあります。これは病気や事故などで余命6ヶ月以内であると判断された場合に生前でも死亡保険金の一部か全額が支払われるもので、この特約は無料なので一般の生命保険には全て付与されています。特約は主契約によって付けられるものが決まっているので、例えば医療保障の場合、入院3日以上などの条件などもあります。 このように、特約には様々なメリットもありますが注意点もあります。本当に自身にとって希望した保障が全て担保されている事を確認し、主契約のオプションである事を理解したうえで特約を付けるかどうかを判断する必要があります。

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